ド田舎での教育

「田舎暮らしをしたいけど、子供の教育って大丈夫なの? お父さんみたいにいい大学行ってほしいし、塾とかあるのかしら…?」
そんな悩みにズバリお答えしましょう。
「塾? ないよ?」
そこそこの田舎なら近くにあるでしょう。でも、ド田舎には塾はありません。子供の数が少ないので採算が合わないからです。
「ええっ!? そんな! じゃあうちの子はいい大学に入れられないってこと!?」
いえいえ、そうとは限りません。ド田舎でも国立大学に入ったり海外留学している人はいます。そして彼ら彼女らはとりたててお金持ちというわけではありません。つまり、ド田舎でもいい大学に活かせることは可能です。
でも、その前に1つお聞きします。
「どうして子供をいい大学に行かせたいの?」
「そんなの決まってるでしょ! いい会社に入って立派な人間になってもらうためよ!」
脊髄反射でこう答えた人は、移住しないほうがいいかかもしれません。
自ら望んでド田舎に来た人の多くは、都会の価値観で動いていません。
「高給」
「出世」
「成功者」
「勝ち組」
都会ではこれらは良しとされますが、ド田舎の人たちはこれらを目指していません。
だってそうでしょう。田舎に移住して年収が下がったという話はよく聞きますが、上がったという話はほとんど聞きません。ド田舎だと会社組織自体がほぼありませんから、「〇〇株式会社 第一営業部 部長」なんていう偉そうな肩書も期待できないわけです。年収や肩書を自慢の種にしたいのなら、都会の方が絶対に有利です。
ド田舎の良さを見出して、ド田舎ならではの価値観で生きる。これができないと、不満だらけの生活になります。
オシャレなカフェはないし、いい感じの服屋さんはないし、ステキなパンケーキのお店はないし、ディズニーランドなんてもちろんない。
でも豊かな自然はあるし、支え合う人間関係はあるし、仕事の自由度は高い。
教育だって同じです。
せっかくド田舎に来たのに、子供には都会のときと同じような塾漬けの日々を送らせたいのでしょうか。
AIが発達して、近未来にはたくさんの職業がAIに取って代わられると言われています。スーパーのレジ打ちや商品の梱包といった単純作業はすでに機械に取って代わられつつありますね。AIは前例を探して当てはめることも得意なので、公務員や弁護士もなくなると言われています。
そこで生き残っていける人は、自分の頭でものを考えられる人だけです。
受験勉強なんて反復練習の最たるものです。頭がいいに越したことはありませんが、受験で結果を出すには反復の量がものを言います。
一方で、ド田舎は自分でものを考える機会に満ち溢れています。
たとえば昆虫採集ひとつとってもそうです。虫の居場所を探すにはどうしたらいいか? 昨日いたからといって、今日同じところにいるとは限りません。それはなぜ? 季節? 天気? 気温? 自分が一度来て荒らしたから? それとも定住性がない? 試しに明日は違うところに行ってみよう。
ド田舎の子供は、日々変化する自然を相手に、仮説構築とその検証を、幼い頃から無意識にやっているのです。
いい大学に行くにははっきり言って適した環境とは言えないでしょう。けれど、これからの時代を生き残っていくには、むしろ向いている環境と言えます。
それでも勉強させたいあなたには、別の機会にツールをご紹介します。

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