「地方に転勤になっちゃったけど、田舎でキャリアアップってできるものなの?」という疑問にお答えします!

都会の会社に就職したのに、聞いたこともない田舎の支店に転勤になっちゃった!

周りを見渡せば、同期は出世コースと言われる部署に異動してるし、取り残されてるみたいな気がして焦る…。このままでいいのか? ちゃんと経験積めるのか? キャリアアップできるのか? 本社に戻ったとき置いていかれるようじゃ困る…。

と、お悩みのあなたにまずは結論からお答えします。

「できます。ただし職種によります」

サラリーマンとしてのキャリアを積みたいなら都会の方がいい

突然ですが、あなたの目指すワーカー像は何ですか?

世界を飛び回ってバリバリ英語で交渉するビジネスマン?

時短術を駆使して定時に仕事をさっと終わらせるワークライフバランス充実型?

いずれにせよ、サラリーマンとしてのスキルを身に着けたいと思うのなら、地方は向いてません。

都会は要求される仕事のレベルが高い

一般的に都会になればなるほど要求される仕事のレベルは高くなります。環境の変化が早く、会社は常にそうした目まぐるしい環境の変化についていかなければなりません。ついていけなければ衰退するだけ。いわばサバイバルの状況で、常に高いレベルを要求されるぶん、鍛えられる環境にあり、伸びやすいのです。

それと比べると田舎は何かとスローです。スキルアップやキャリアアップの意識は相対的に薄く、またそのことを問題視する声もほとんどありません。中には「今どきどうしてこんな古い体質の店が生き残っていけるの!?」という疑問を抱くこともあるでしょう。

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朱に染まれば赤くなるというやつで、置かれた環境によって意識の持ちようも変わってきます。周りがハードワーカーばかりなら自分もハードに働かなければならないと思ってしまうし、逆もまたしかりです。「キャリアアップしたいならレベルの高い人と付き合いなさい」と言われるゆえんですね。

なので田舎にいると「ま、いっか」と思ってしまうことが増えます。こうした傾向はサラリーマンとしてのキャリアを積みたい人にはおそらく不利に働きます。

田舎はスキルアップする環境が整っていない

たとえば将来に備えて英語を身に着けたいとします。

東京ではネイティブスピーカーが講師の英会話教室がいくらでもあります。選び放題です。しかし、田舎で英語を学ぼうとすると教室そのものがありません。ネイティブスピーカーに教えてもらおうと思ったらオンライン学習しか手段がないのです。

英語はまだオンライン化されているのでなんとかなりますが、オンライン化されていないスキルは田舎では学びようがありません。

田舎でスキルが何も見につかないわけではないのですが(あとで書きます)、果たしてそれが将来役に立つのか? いま本当に身につけたいスキルなのか? というと激しく人によります。いらない人は全くいらないでしょう。

望んだ方向性と違った、田舎で何年もつまらない仕事とつまらないプライベートをすごして人生を浪費したくない、と思うのなら、さっさと転職した方が賢明です。

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地方勤務は職種によっては希少人材になれる

逆に田舎で働くことが今後のキャリアにおいて強みになる場合があります。それは、その会社が地方性をウリにしている場合です。

同じ地方に転勤する場合でも、職種によって地方性の生かせる度合いは異なります。

例として、製造業と旅行代理店とで比較してみましょう。

製造業

製造業だと地方に構えるのは事務所ではなくもっぱら工場です。

地方に工場を構える理由は、単純に土地代や人件費が安いからです。その上で都市圏に近ければ物流費が安くなります。結局は「どこで作ればトータルで最も安く上がるか」という視点で場所が決まります。条件に合致すれば場所はどこでもいいのです。そこに地方性の入り込む余地はありません。

なので地方の工場に転勤になった場合、もちろん工場運営などのノウハウは学べますが、「地方でキャリアアップ」という点では地方性を生かすことはできません。

旅行代理店

旅行代理店は地方こそチャンスです。

地方にはまだ埋もれている資源がたくさんあります。地域に詳しくなることで、その後の引出しが増え、コンテンツ作りに活かすことができます。

どんな名所でも、ネットで見るのと実際に訪れて見るのとではまったく違うのです。例として私の体験をお話します。

私はオーストラリアのエアーズロックを訪れたことがあります。行くまでは、「何回も写真で見ているし、実際に見たところで今さら全然感動しないんじゃないか」と思っていました。

しかし実際には違いました。空港から赤茶けた大地に降り立った瞬間、そこから見えたエアーズロックの姿に鳥肌が立ちました。空港から見えるエアーズロックは遥か先なのですが、それでも感じる圧倒的な存在感。あんなに遠いのにあんなにデカい。近づいたらどれほど巨大なのだろう。そう思わずにはいられませんでした。

そしてその後、エアーズロックのそばに近づいたときも圧巻でした。あの現実離れした、視界を覆い尽くすほどの巨大さは画像や文章ではとても伝えきれません。

吹きすさぶ風、踏みしめた大地の感触、スニーカーの白い靴紐に砂が混じり赤茶けた色になっていくこと、何よりその異世界じみた風景の中に自分が立っているということ。それらすべてを五感で感じたからこそ、あれほど心動かされたのです。

このように、写真で見ることと実際に体験することは全く違います。いくら画像や動画を見ても、いくら説明文を読んでも、本物のナマの体験には絶対に敵いません。旅行コンテンツを作っていく上で、実際に体験しているということは凄まじい強みなのです。

こういう場合は、地方への転勤は大チャンス。希少人材になれる可能性があります。色々なものを体感して、色々な人と会って、知識の引き出しや人脈を増やしてください。

コンテンツを作る際、地元の人に協力してもらう場面も出てくることでしょう。そこで成功させるためには、地方独特の風習や慣例、思考回路も見逃してはいけません。地元民の気持ちに寄り添った提案ができなければ、いかに正しい主張をしようと協力してもらえません。人はロジック一辺倒で動くわけではないからです。田舎の人であれば余計そうです。

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目指すは地方のプロフェッショナルです。地元のモノを知り、人を知り、思考回路を知る人物。そうなれば「この地方のことはあいつに聞けば間違いない」「この地方を任せられるのはあいつしかいない」と言われる換えの効かない人材になれます。

まとめ

地方への転勤がキャリアアップに繋がるかどうかは職種によって激しく異なります。

自分は将来何者になりたいのかを頭の中に描いてみて、現実とのギャップを比べてみてください。
これでいいと思ったらその地域でがんばればいいし、ここにいるとダメになる、置いていかれるという危機感があるなら、転職も視野に入れて行動を起こすべきです。

自分の将来を決められるのは自分だけ。キャリアを選ぶのもその責任を取るのも自分です。満足できる生き方を選んでください。

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