複利とは? 長期投資を支える複利の威力

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複利は、儲かった分を再投資に回すことで得られる利益です。

言葉だけだとわかりにくいので、例にします。

たとえば100万円をあずけて、毎年10%の利益が出ているとします。

今年の利益
 = 100万円の10% = 10万円

この場合、1年間預けることで10万円儲かったわけですね。なので預けている総額は110万円になります。

この10万円を引き出した場合、預けた額が100万円に戻るので、次の年も利益は10万円です。

しかし、この10万円を引き出さなかった場合はどうなるでしょうか。

次の年の利益はこうです。


来年の利益
 = 110万円の10% = 11万円
今年の儲けは10万円だったのに、来年の儲けは11万円になっています。1万円のプラスです。

じゃあ、このお金も引き出さずにいたら、2年後はどうなるでしょう?

1年後が終わった時点で、残高は110万円+11万円=121万円です。


2年後の利益
 = 121万円の10% = 12万1千円
また増えましたね。

並べてみます。
・今年の利益 10万円
・1年後の利益 11万円
・2年後の利益 12万1千円

どんどん増えていくのがわかると思います。

言い換えます。
・今年の残高 110万円
・1年後の残高 121万円
・2年後の残高 133万1千円

続けます。

・10年後の残高 約270万円
・20年後の残高 約690万円
・30年後の残高 約1,800万円

これが複利の力です。得られた利益を引き出さず預けっぱなしにすることで、雪だるま式にお金が増えていきます。そしてこの複利の力を利用するためには、長期運用が必要です。1年や2年で引き出していたら、お金は増えません。

実際には毎年変動があるので、同じ割合で利益が出るわけではありませんが、それでもイメージはつかめたかと思います。

ところで「雪だるま式に増えていく」という言葉に見覚えはありませんか? ・・・そう、借金です。実は借金も同じ理屈です。サラ金で借金して、最初は少しだったのに気づいたら雪だるま式に増えていた・・・という話はサラ金の怖さとしてよく語られる話です。

ただでさえ金利の高いところに借金すると、最初は元金に金利1がついて、来月は元金+金利1にまた金利2がついて、再来月は元金+金利1+金利2にさらに金利3がついて・・・そりゃ雪だるま式に増えるわけですよね。これも複利の力を利用している例です。

複利は上手に使えばすさまじい威力を発揮します。同じ体験するのなら、借金などのマイナスの側面ではなく、ぜひ資産運用でプラスの側面を味わってほしいと思います。

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