ド田舎で空き家を手に入れるのに必要なたった一つのこと

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地方移住がしたい!
そう考える人は、きっと頭の中にそれぞれの理想のスローライフ像が浮かんでいると思います。
山に囲まれたところで、見晴らしのいい丘に木造のオシャレな家を建てて、薪割りして、お風呂は薪風呂に入って、庭には白い犬を飼って、野菜を育てて…
いいですねー。
もちろん現実がすべて理想通りにいくとは限らず、多くの人は適当なところで折り合いをつけます。
家はその最たるもので、理想の家を新築する人も中にはいるでしょうが、ふつうはお財布と相談して、空き家を買う、または借りるというのが第一候補になるのではないかと思います。
そこで、今回のテーマは「どうやったら空き家を見つけられるの?」です。
空き家を探している人は、すでに移住先候補がある程度決まっているなら、試しにその周辺の不動産屋さんを調べてみましょう。
…空き家、ありましたか?

あったら超ラッキーです。

おそらく、ド田舎物件は出てこないのではないかと思います。

ド田舎の人は、使わなくなった空き家といえどもそうカンタンに売りに出したりはしません。
「なんで使わないのに手放さないの?」

たしかに空き家ってお荷物なんですよねー。
たまに窓を開けて空気を入れ替えてやらないとすぐカビがくるし、台風のあとだと屋根瓦が飛んで雨漏りしてないかとか、ご近所に迷惑かけてないかとか気をもむし…

正直言ってめんどくさいです。手放せるものなら手放したいと思ってる人は結構います。

なのにどうして手放さないのか?

理由は主に2つあります。

①ごくたまに使うから

②信用がかかっているから

順に解説していきますね。

 

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①ごくたまに使うから

空き家といっても、完全に使われていない空き家となるとぐっと数が減ります。

大抵の空き家は、普段は使わないけれど、お盆や正月に帰ってきたときに使うから残しておきたい、というもの。

 

②信用がかかっているから

本日のメインはこれ。
おそらく都会にはない、田舎独特の考え方です。
都会だと隣に誰が住んでいるかなんて特に気にしなくても生きていけます。ですが田舎ではそうはいきません。ご近所さんは皆知り合いで、お互いに持ちつ持たれつで生活しています。

諸事情でその家を出なければならなくなるというケースももちろんありますが、仮に家を見ず知らずの人に貸して、それがろくでもない人だった場合、

「あの人、ろくでもない人に家を貸しちゃったよ」

とご近所さんの評判になるわけです。

田舎の人はこういう評判をとても気にします。たとえほぼ完全に引っ越しして、地元にほとんど立ち寄らなくなったあとでもです。
「ご近所さんなんてほっとけばいいじゃん、どうせ今後関わり合いになることなんてないんでしょ?」
そのとおりです。
元・ご近所さんがどう文句を言おうが、実際に引っ越し後の生活に影響があるかと言えば、ないですよね。

でも田舎の人はそうは考えません。元・ご近所に迷惑かけていないかどうかというのは、いつまでも気になるものです。

わかりやすく例えるとこんな感じ。

・仲のよかった小学生時代の友達が、自分が紹介した人に迷惑をかけられて困っている
…どうですか?
申し訳ないな、ちょっと責任感じちゃうな、と思ってしまいませんか?

こういうことです。

それまで少なからず関わり合いがあった人を、ばっさり「もう関係ないから」と割り切ってしまえる人は少ないのではないでしょうか。

ド田舎になればなるほど、地域との結びつきが強くなるため、地域に迷惑がかかるのを避けようとします。だから素性のわからない人に家を貸したり売ったりできない。だから不特定多数の目にさらされる不動産屋さんには出さないということです。
そこで大事になるのが「信用」です。
「こいつには家を貸して(売って)も、地域に迷惑がかかるようなことはしないだろう」と思われて初めて、ド田舎の空き家情報は回ってきます。
難しく考える必要はありません。信用されるために必要なことは都会でも田舎でも同じ。人としてやってはいけないことはやらず、周りに喜んでもらえる行動を心がけることです。
その上で、住む家を探していることを周りの人に伝えれば、あとは自然に口コミで広まります。
「あいつが空き家を探してるってさ。〇〇さんとこ空いてなかったっけ?」というふうに。
これが信用のおけない人になると、
「あいつが空き家を探してるってさ。〇〇さんとこ空いてたけどナイショな」
となって、いつまでも空き家情報は回ってきません。

 

まとめ

「ド田舎で空き家を手に入れるのに必要なたった一つのこと」の答えは、「信用を得る」ということでした。

これは家探しだけでなく、田舎で快適に過ごすためにはどの場面でも当てはまることです。「あいつは大丈夫だ」と思われるかどうかで、回ってくる情報の量が違います。ド田舎になればなるほど、googleでとれる情報が減っていき、口コミでとれる情報の比重が大きくなります。うまくいくもいかないも、普段の態度次第、というわけです。

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