「田舎でいい物件を探してるんだけどなかなか見つからないんだよね…」
そういう方に聞きます。
絶対譲れないポイントはどこか?
反対にガマンできるポイントはどこか?
全部じゃダメです。どれも絶対譲れないという人は建てた方が早いです。
費用
最重視ポイントは費用です。
予算の範囲で手に入るかどうか? 手に入らなければ存在しないのと同じで、それ以上の議論をいくらしても意味がありません。
ポイントは、物件単体ではなく、必ずリフォーム費用も含めた金額で考えること。
古民家ともなると改修なしで住める物件はほとんどありません。300万円で購入したけどリフォームに2,000万かかったなんてことも起こり得ます。
土地の広さ
せっかく田舎に住むんだからと広い土地を求めるのはわかりますが、土地は狭い方が管理がラクです。
小さな畑付きの家が理想でしょう。畑つき山つきで数千坪なんていう物件を買うと、見た目はあの山の向こうまで俺の土地という感じで気持ちがいいですが、あとが大変です。だだっ広い土地を草刈りするときの大変さといったら! これ、いつ終わるの…?と途方に暮れることでしょう。
なお、草刈りしないという選択肢は基本的にありません(周囲が無人だとか、近所と仲良くしなくていい場合は別です)。なぜなら近所迷惑になるからです。草ボーボーの土地は農業害虫や害獣の住処になります。自分の土地が農業被害の温床になってしまう可能性があるのです。そのため田舎の人は、周囲に迷惑をかけてはいけないと、マメに草刈りをします。
電気・ガス・水道
以外と重要。
この3つが当たり前に使えると思っちゃいけません。
問題なく使えるかどうかきちんと確認してください。
でないと、水道が来てなかったために、物件を購入した後に水道を何百メートルも引くハメになることも。
山奥の村だと公共の水道がきていないところもあります。その場合は自分たちで山の中にパイプを通して川から水を引いています。水道代はタダですが自分たちで管理しなければならないので手間です。
畑
農地は農家じゃないともらえないって知ってました?
農家じゃない人は、まず農家として認定されなければなりません。畑を借りて、マジメに作物を育てて「きちんと農業をやる人ですよ」という証明をしなければいけません。そうしてようやく農家として認められるのです。畑を買うのはそれからです。
詳しくは目当ての自治体の農業委員会で、農地を手に入れるまでの流れを聞いてみましょう。自治体に電話して農業委員会をと言えばつないでくれます。
病院
田舎暮らしを希望する人はあまり重視しません。子供の体調が悪くなっても、特別な病気でなければ「寝かせときゃ治るっしょ」な考えの人が多いです。
まとめ
理想をすべて叶えたパーフェクトな物件などこの世にありません。パーフェクトな物件でないと満足しないという人はいつまでたっても移住できないでしょう。
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