田舎で独立起業を考えているエンジニアが狙うべき客層

前回の記事で、田舎ではエンジニアが狙い目だというお話をしました。

前記事:田舎で働く エンジニア編「兄貴ィ! 田舎でエンジニア起業は狙い目らしいぜ!」

一口に田舎といっても、田舎レベルはピンキリですし、エンジニアに仕事を依頼したい相手の知識レベルもピンキリです。

今回はそのピンキリを、ざっくり以下のように分けて解説していきます。
狙うべき相手は大きく3パターンあります。
①Web発信に興味がない人
②Web発信に興味があるけどノウハウがない人
③Web発信に興味もあってノウハウも多少ある人
順に解説していきます。

①Web発信に興味がない人

長年商売をやってる50代以上の人に多いです。
この層は最初はとりあえず無視です。最初に攻めてもあまり成果が上がりません。
商売をやっている以上、儲けたくない人はいませんが、こういう人は「インターネットだかなんだか知らないけどそんなよくわからないアヤシイものは手を出さないよ」と思っています。
言い換えるとリスク評価ができないからやらないということです。これは商売人としては当たり前の感覚ですよね。
攻めるとしたら、「〇〇さん(あなたです)の言うとおりににインターネットで取引を始めたら売上が上がった」という評判が立ったあとです。
身近で成功例を聞くと、「よくわからないアヤシイもの」から「信頼性が高そうなもの」に代わり、運が良ければ、「ちょっと話聞かせてよ。インターネットってなんなの? 私でもできるの?」という展開になることもあります。
ですがあまり期待してはいけません。はなから聞く耳を持たない層もけっこういます。ここを攻めるなら②の人の方を攻めた方が効率がいいです。

②Web発信に興味があるけどノウハウがない人

メインターゲットです。

「インターネットを使うといいらしい」ぐらいの漠然としたところから、「何年も前にHPを作ってもらったけど、その後どうしていいかわからず放置している」みたいな具体的な課題を抱えている人まで様々です。年齢でいうと40~50代。

こういう人に対して、とにかくHP作成を推薦して受託するという手法の会社がありますが、あまり賢いやり方ではありません。騙されたんじゃないかという思いを抱かせてしまうからです。
大事なのは情報をきちんと与えて、当人に選択させること。
「HPを私が作ると〇〇円ぐらいいただきます。ちなみに会社に頼むと全部やってくれますが金額はこれくらいに跳ね上がります。自作するなら△△というソフトをオススメしますが、htmlの知識が多少いります。勉強するつもりなら教えます。あとHPは作っただけでは集客効果がなく、集客したいなら検索上位に引っかかるように工夫しないといけませんが、お金が追加でこれくらいかかります。どうしたいですか?」
…という感じです。

コンサルタントになったつもりで臨んでみてください。大事なのは目先の委託料より信用です。

簡単な課題ならタダで解決してあげてください。タダと言っても大丈夫。相手は絶対お礼を持ってきてくれます。税金のかからない物々交換です。
まあ、お礼なんてのはどうでもいいんです。最も大事なのは良い評判を獲得することです。
「あの人とってもいい人! 困ってることを話したらすぐに解決してくれたわ。頼りになるわぁ」
そう周りに話してくれたらしめたもの。次の依頼につながります。
ただし、数十年続くような仕組みにはならないでしょう。

なんだかんだ言っても、今はインターネットを使えるのが当たり前になってきています。今でこそまだ田舎には開拓できる層が残っていますが、それももってあと10年ぐらいかと思います。まだ数年はイケるでしょうが、その先はあまりあてにしないで、以下の③の客層に注目すべきと思います。

③Web発信に興味もあってノウハウも多少ある人

30代以下はだいたいこれです。

まず、店構えがオシャレです。わからないことはなんでもとりあえずググってみる。SNSは普通に使える。オシャレなHPも持ってる。SEOという言葉も知ってる。ちょっとしたことなら自分で解決できる。でも、本格的なノウハウはない。
さあ、ここからどうやったらさらなる集客に繋げられるか?
こうなると、単なるWebページ作成の域を超えて、Webマーケティングの提案が求められます。
提案する側も、①②のようにはいきません。提案したことはすぐにググられると考えてください。相手もこちらの提案が信用に値するかどうかは調べます。そのため付け焼刃はNG。信用を落とすことになるので提案しない方がマシです。
難易度が高くなりますが、どのみちこれくらいの提案ができなければ、長期にわたって信頼されるビジネスができないと割り切って、提案する前にゴリゴリ勉強しましょう。
この層を相手にできるかどうかで、田舎で起業するエンジニアの未来は決まるでしょう。都会にいれば大勢のうちの一人かもしれませんが、田舎ではオンリーワンの人材になれます。

おわりに

どんな仕事も時代とともに変化していかなければ生き残っていけません。
3種類の客層について述べてきましたが、今後は①Web発信に興味がない人、②Web発信に興味があるけどノウハウがない人の割合はどんどん減っていき、③Web発信に興味もあってノウハウも多少ある人が当たり前の時代になってきます。
田舎で働こうとするエンジニアも時代に合わせて自分をアップデートしていく必要があります。

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