「田舎に移住したい!」
という人にまず聞きたいこと。
「どの程度の田舎を考えてるの?」
一口に田舎といっても郊外に毛の生えたようなところから秘境レベルまでピンキリです。
どこにいくかによって、楽しめることも変わってくるし、何よりその人の価値観に合わないところに行っちゃうと悲劇です。
今回は田舎レベルをざっくり3つに分けて解説します。
目安:人口10万人~
レベル1はすぐ都会にアクセスできるところ、または田舎県の県庁所在地などです。
私の住んでる和歌山県なら和歌山市や海南市などですね。
ここでは都会とあまり変わらない感覚で生活できます。
飲食チェーン店、ドラッグストアのチェーン店、イオンなどの大型商業施設も普通にあります。
娯楽施設もまあまあ豊富でROUND1とかふつうにあります。
その割に自然が身近で、県庁所在地といっても、中心から外れると意外に山が近くにあったり田んぼが広がっていたりします。
だから車さえあれば「今日はちょっと昆虫採集いってくる」なんてのも十分可能なんですね。
家賃も東京に比べるとぐっと下がります。
交通アクセス
電車もバスも不自由しない程度には走っていて、車なしでの生活が可能です。
人間関係
都会とあまり変わりません。ご近所づきあいをしなくても特に影響なく過ごしていけます。
「田舎に住んでみたいけど、村社会で窮屈なのはイヤだなあ」と思っている方にオススメです。
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田舎レベル2 田舎町
目安:人口1万人~
田舎といわれる県では県庁所在地の近くを外せばたいていの町は人口10万人を下回ります。
これくらいになると高いビルをほとんど見かけなくなります。町の中心部でも5階建てぐらいまででしょうか。
山や川は自転車でいける範囲内にあります。夏になると小学生たちだけで泳ぎに行ったりしますね。
娯楽施設はカラオケ店は大抵あります。運が良ければゲーセン、漫画喫茶もあります。それ以外の都会にありそうなアミューズメントは期待してはいけません。
交通アクセス
電車はあります。ただし1~3時間に1本程度。
地元で車を使わず生活しているのは学生かお年寄りだけです。
人間関係
ご近所付き合いは避けて通れません。マンションでも顔を合わせると必ず挨拶します。
仕事の同僚とプライベートでばったり出くわすことも日常茶飯事です。
田舎レベル3 ド田舎
目安:人口5000人以下
はい来ました。ガチのド田舎。
電車? ないよ!
コンビニ? ないよ!
シカ? いっぱいいるよ!
・・・という感じで、都会にありそうなものはマジでなんにもありません。
となりのトトロに出てくる村を思い浮かべてください。だいたいあんなイメージです。あるんですよ現代にも。
ここまでくると、都会に住むのとは明らかに違う感覚で生活することになります。
働く必要のないぐらいのお金持ち以外はきっとライフスタイルの変更を余儀なくされます。
え? 娯楽? 山や海があるじゃないか。山に生えてる柿とか取ってくればいいじゃないか。
交通アクセス
バスは運が良ければ走ってます。一日に1本とか。
電車はありません。もよりのJR駅まで車で1時間かかったりします。
そのため車は必須。車がないと何にもできません。
人間関係
人間関係はズブズブです。
お互いの性格・経歴・家族構成・趣味・車のナンバーなど知り尽くしています。
人の家に入るときもドアをノックしません。いきなり「○○さーん!」とドア(または窓)を開けてきます。
ド田舎の人は遠くの軽トラが誰のものかを見分けます。
車で走っていると通行人と目が合います。なのでよく会釈しながら運転します。
ズブズブの人間関係がイヤなら、ド田舎は移住の選択肢に入れてはいけません。
以上、田舎レベル別の田舎解説でした!
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