移住・田舎暮らしを希望する夫に反対したい!夫のタイプ別攻略法

例えばこんなケース。
夫が会社勤めで最近お疲れらしい…と思ったら、あるときポツリ。
「田舎暮らししてみたいんだよね…」

最初は冗談かと聞き流していたら色々調べ始めて、物件がどうの、農業がどうの、千葉がどうの、栃木がどうの…
あの、もしかして…
本気!?

さあピンチ!
私は田舎なんかまっぴらなのに!
このまま放っておいたら勝手に家とか見つけてきそう!
なんとかして夫の考えを変えさせなきゃ!

…という方のために、タイプ別攻略法をまとめてみました。

説得するときの基本的な考え方

説得の方法は年代によって違います。たとえば定年退職を控えた人と、30代の人では、それぞれ移住したい動機は違うので、説得方法もおのずと変わってきます。

しかし、どの世代にも共通する考え方があります。

それは「奥様が納得しない移住は幸せな結果にならない」ということです。

田舎にいったらデカい虫は出るし家はボロいし、土にまみれて農作業なんてまっぴら。スタバのひとつもないド田舎で、狭い人間関係に囲まれて一生過ごすなんて絶対にイヤ。

あなたがそう思っていることを、ご主人は知りません。正確には知らないというより、軽んじているのです。あなたがどれだけ嫌がっているかがわかっていないのです。男性の共感力のなさを舐めてはいけません。

「あんなこといってるけど、イヤイヤ言いながらどうせついてくるだろ」

せいぜいこんなところです。

あなたが本気で嫌がっているということ。ご主人があなたの気持ちを無視して話を進めるようであれば、最悪の結果になることもありうるということ。それらは早い段階で伝えておく必要があります。

しかし最悪の結果など本当はあなたもご主人も誰も望んでいません。穏便に田舎暮らしをあきらめてくれればそれでいいのです。ただし男性を説得したいのなら、感情をぶつけるのではなく、冷静な話し合いを心がけることが重要です。

「田舎暮らしをすることが、『私たち夫婦』にとって本当にベストな選択なのか?」

田舎にいったら、あなたは楽しいかもしれないけど、私は全然幸せじゃないよ。
私たちは夫婦なんだから、夫婦二人とも幸せになれる方法を探そうよ。
私はあなたと一緒に幸せになりたいよ。

そういう気持ち、ありますよね?

説得するときはぜひこの考え方を忘れないようにしてください。

「農業をやりたいんだよね」という夫に

こんなご主人にまず聞きたいのが、農業を趣味で考えているのか、それとも農業で食っていこうと考えているのか、です。

趣味で考えている場合

趣味で考えているのならわざわざ移住しなくても楽しめます。市民農園もありますし、あとはシェア畑なんかオススメですよ。無農薬で野菜が作れるし道具も種も何にも用意しなくていいから超お手軽です。

手ぶらで行けるサポート付き貸し農園【シェア畑】

農業で食っていこうとしている場合

先に言っておきますが、「田舎で農業でも」なんて言ってると危険です。

農業で食っていこうと思ったらめちゃくちゃ大変。数百万円の元手+2~3年は全身全霊ぶっこまないと稼げるようにはなりません。あんまり稼いでない人でもみんな月250時間ぐらい働いてますからね。勉強することもやることも山ほどあって、一見のんびりに見えますが、中身は全然のんびりじゃないんです。「のんびり農業でも」はお金があって趣味でやる人が言うことです。

さらに「有機農業やりたいんだよね」みたいな夢を抱いているとなおさら大変です。

無農薬野菜に憧れがあるのでしょうが、無農薬って手間な上に近所迷惑なんです。
どうして農薬を使うか知っていますか? 害虫の発生が抑えられるからです。農薬というと毒のようなイメージを持っている人もいるかもしれませんが、考えてもみてください。それを使った野菜が人の口に入ることが前提なのですから、健康を害するものだったらそもそも販売できません。この日本で、農薬を使った野菜を食べすぎて病気になったなんて話、聞いたことあります? ないですよね。用法・用量を守って使っている限り、農薬は安全なんです。

さて、そんな害虫の発生を抑える農薬を使わないとどうなるか。ふつうの畑のど真ん中で無農薬農法でもやろうものなら、自分の野菜は虫に食われまくり、下手するとそこが害虫の発生源になって近くの田畑にも被害が出ます。

結果、田舎暮らしで必須とされるご近所さんとの関係が悪化、「あいつのせいで迷惑している」とか陰口を叩かれたり面と向かって言われたり…耐えられます?

近所迷惑を防ぐには、
①近隣が丸ごと無農薬でやってる地域を探すか、
②周りに農家が誰もいない土地を見つけるか、
のどちらかです。

①丸ごと無農薬でやってる地域は、まあ探してみてください。なかなか見つかりません。あったとして
も確実にド田舎で、農業一本で食っていくとしたらよほどの経営力が必要です。

②周りに農家がいない田舎とは、周りに民家がない山奥の一軒家ということです。新築するならともかく、中古物件を探すならネットではなかなか出回らず、地元民か地域密着の不動産屋さんに聞かないとわかりません。しかもそのままだと大抵ボロボロでリフォームしないと住めません。

リフォームは高いですよー! 購入費用と合わせると、下手したら新築した方が安かったんじゃない? ってぐらいお金がかかります。

農業で生計を立てたい場合は、数年間は寝ても覚めても仕事漬けになることを覚悟してください。

「仕事に疲れたから田舎暮らしをしたい」と言う夫に

この場合、ご主人の状況をしっかり理解してあげなければいけません。逃げたい気持ちで移住という言葉が出てくる時点で、相当こころが追い詰められている可能性が高いです。だから責めるのはNG。

サラリーマンとして安定した給料を毎月もらってくるのは、普通のようでいて普通ではありません。取引先には無理難題をふっかけられ、上司には無茶な目標を課せられ、部下がやらかしたミスの尻拭いをして、体も心もすり減らしながら、それでもなんとか仕事を繋いでいる日々。

この場合、ご主人は「今の仕事環境から逃れたい」だけであって、その解決策の一つが田舎暮らしなわけです。それなら別の解決策を提示してあげればいいのです。

転職して人間関係をリセット

たとえば転職。

いったん仕事の人間関係をリセットし、またフレッシュな気持ちで仕事に向かえるようになれば、これも一つの解決です。

本当は、今の仕事が向いていない可能性だって高いのです。引っ込み思案なのに営業の仕事をしていた
り、クレームひとつ言わない優しい人なのに管理職で部下を指導する立場だったりしませんか? がんばってるご主人には悪いですが、それ、向いてないですよ。

向き不向きって自分より周りの人の方がよく知ってたりするんですよね。特に奥様。「この人、慣れない仕事で苦労してるな」って思ったこと、ありませんか? ご主人から「仕事に疲れた」なんて言葉が出るぐらいだから、そんな姿を見てきているはず。それなら解放してあげましょうよ。世の中、仕事はいくらでもあるんです。

ご主人の長所や短所を一番よくわかっているのは、一番近くで見守ってきた奥様です。だから奥様が仕事を探してあげた方が、かえっていい結果になるかもしれません。

こういうご時勢なので転職サイトはたくさんあります。スマホ一つで仕事は探せますし、奥様がご主人に代わって探してあげることもできます。

参考までに、山ほどある転職サイトの中から選ぶとすると、

・たくさんの可能性を見てみたい
→業界大手のリクナビNEXT

・高給の職場を探したい
→ハイクラス求人が多いビズリーチ

・誰かに仕事選びをお任せしたい
→自分で探さなくても企業側から面接の連絡が来るMIIDAS

こんなところです。
別に一つに絞らなくてもいいですし、3つとも覗いてみて使いやすそうなサイトを探すのでも全然OKです。どこもタダですし。

あと、ホントに今の仕事が向いてるのか確かめたい人は、リクナビNEXTのグッドポイント診断がオススメです。

このグッドポイント診断は優れもので、簡単な質問に答えていくだけで自分(ご主人)の強みや弱みを診断してくれるというもの。リクナビNEXT内で企業に応募する際の資料としても使えます。

こんなときって案外、女性の方が大胆ですよね。ご主人はあれこれ迷ってなかなか決められないのに、奥様が「じゃあこれ!」ってサクッと決めちゃって、結局それで正解だった、よかったね、なんてことが結構あります。

このように、ご主人の抱えている重荷を取り除いてあげる方法を奥様から提案してあげるというのは有効な手段です。

フリーランスで上下関係から脱出

転職と方向性は同じです。都会にいながら、ご主人の仕事ストレスが減ればいいので、いっそ独立してしまう。なんといってもうるさい上司がいません。ステキ。

会社勤めで培ったスキルがあるなら、それをフリーランスで生かしてみませんか? HP作成、翻訳、イラスト作成…特にWeb系の仕事は需要が多いです。

今なら仕事を発注したい人と仕事を欲しい人のマッチングをするサイトもあります。有名どころはランサーズクラウドワークスですね。これもご主人の代わりに登録して探すことができるので、ご主人のスキルで得られる仕事を探してみましょう。

ただし、最初からいきなり現在と同じ収入を求めるのは無茶です。最初は実績がありませんから、どこの誰とも知らない相手に大きい仕事が舞い込むことはまずありません。

そのため、今の仕事と並行してやってみて、手ごたえがありそうならそちらにシフトしていく、というやり方をオススメします。何しろフリーランスは身一つの商売。会社と違って誰も守ってくれませんから、それ一本でやっていくにはそれなりの覚悟が必要です。

「スローライフ(自給自足の生活)をしたいんだよね」という夫に

スローライフはスローじゃないって知ってました?

都会だとお金さえ払えば人にお任せできていたこと(電気、ガス、水道、家の修繕など)を、ド田舎ではできるだけ自分の手でやらなくてはなりません。

なぜならお金がないからです。

地方移住した多くの人は収入が激減します。サラリーマン時代の1/3とかふつうです。だから必然、出費を抑えることになります。外注してたらお金はあっという間になくなるので自分でやるしかありません。

例えば水道。

ド田舎だと公共の水道がないところがあります。ではどうするか。自分たちで水道パイプを通して、川から水を引くんです。自然の川から水を直接引くので、雨が降ったら水は濁るしパイプは詰まります。詰まったら直すのは自分たちです。道もない山の斜面をかけわけて詰まっている場所を突き止めて直すんです。

例えば暖房。

安く抑えるには薪ストーブを使いますが、薪は自分で山から木を拾ってきて割らないといけません。ひと冬越すにはけっこうな量がいります。

たとえば家の修繕。

古民家はリフォーム箇所がどっさり! そのままで住める状態の古民家はほとんどないといってよく、ほぼ確実にリフォームが必要になります。水回りのような専門的なところは業者にお願いするとして(それでも数百万円の出費が必要)、全部頼んでいたらお金がなくなるのでコツコツ趣味みたいに自分で家を修繕している人がときどきいます。

また台風が来ると屋根瓦の1枚や2枚飛ぶことも珍しくありません。放っておくと雨漏りしますよね。誰が屋根に登って直すのか? もちろん自分です。

…これ、やりたいですか?

こういう感じで、これまではお金で解決できていたことを、いちいち自分でやらないといけないので、時間はいくらあっても足りません。のんびりに見えてやることはたくさんあります。都会と同じ便利さのまま、ゆったり生活できると思ったら大間違いです。

あとご主人様はDIYできますか? できないと全然楽しくないですよ田舎生活。ネジとクギの違いもわからないままいくのは無謀です。

田舎のスローライフが全然スローじゃない件

「人間関係がもう疲れたんだよね」という夫に

田舎はマジでやめときましょう。

田舎こそめんどくさい人間関係にまみれてます。

都会だと仕事が終わればプライベートの時間ですが、田舎はプライバシーなんてないようなものです。監視社会です。ご近所さんはアポもなく急に押しかけてくるし、車のナンバーを見られて「きのうは〇〇スーパーにいたね」とか言われます。

ただでさえ田舎は話題が少ないので、急に出現したあなたたち家族のことをご近所さんは知りたくてたまらないのです。どこから来たの?前の仕事は?趣味は?休日何してるの?親はどこにいるの?親は何してる人?

答えたら答えたで村じゅうにあっという間に広まるし、プライバシーを盾に拒否でもしようものなら「あの人は愛想がない。やっぱり都会の人だね」みたいな陰口があっという間に広まります。

しかも夫の実家近くとかダメ絶対。ただでさえ嫁姑の相性がいいことなんて珍しいのに、近くに住むとよけい悪いところが目につきやすくなってギスギスします。

最悪ご主人の親の介護までやらなきゃいけないハメに。

もう一度言います。

人間関係がイヤなら都会から出てはいけません。

「古民家でカフェ(パン屋、レストラン)やりたいんだよね」という夫に

カフェ経営ナメんなー!

ご主人はお店経営のノウハウがありますか? または働かなくても食べていけるくらいの財産がありますか?

どちらかがイエスならまあ良し。どっちもノーなら全力で止めましょう。特に子供をまだまだ食べさせていかなければならないのなら余計に。

田舎でお店経営ははっきりいって博打です。しかも負け戦の可能性が濃厚な。

お店をやるにはまず初期投資がかかります。最も安いケースだと物件を借りてリフォームをしますが、リフォーム費用だけで数百万円かかります。回収するには1杯300円のコーヒーを何万杯も売らなければなりませんが、人口が数千人~数万人の片田舎で、移住したての人の店にどれだけ客が来るのか?

田舎の飲食店は常連に支えられています。味の良し悪しもありますが、主人やおかみさんと仲がいいから足が向くのです。

●潰れないリンク

新規オープンのお店はかわいそうですよ。最初の一ヶ月くらいは物珍しさで大繁盛しますが、すぐにパタッと人が途絶えて、1年後には廃業、というのは珍しくありません。

せめてやるなら失敗しても傷の少ない事業を考えたらどうでしょうか。

「子どもを自然の豊かな環境で育てたい」と言う夫に

これ、言い出すご主人の気持ちはわかります。

「子ども時代を土に触れて過ごすのはいいことだ」

これって半ば当たり前みたいに言われていますよね。ですが、私は少し疑ってます。どういうことかというと、田舎育ちが人生において良い方向に働くかどうかは、その子の得意分野によるからです。自然に興味を持つなら田舎で育つ方がいいだろうし、逆にPCに興味を持つなら都会の方が有利です。そして子供はある程度育ってみないと得意分野がわかりません。

田舎で育っても自然に興味がない人もいる

私は田舎生まれ田舎育ちで、当然周りは同じような人ばかりでした。だけど田舎で育ったからといって、みんな田舎や自然が好きになるわけではありません。

中には泳げない人もいたし、虫の採り方を知らない人もいたし、野球のルールを知らない人もいました。上京して以降「東京サイコー! 田舎なんにもなくてつまんないよね」と言って何年も帰っていない人もたくさんいます。

田舎暮らしを希望しているのが夫ではなく子供だったらまた話は変わってきます。しかし子供がまだ何に興味があるのかわからない状態で、「子供は自然に触れるほうがいいに決まってる」と主張する人には、田舎で育った人をたくさん見てきた人間として「そうでもないよ」と言いたいです。

子供の得意分野を見定めてからでも遅くはない

私見ですが、五感で体験することも大事ですが、これからの時代、ITに触れることも同じくらい大事だと思います。

これからの子供は生まれた瞬間からスマホが近くにあります。youtubeの起動の仕方は3~4歳から知っていて当たり前。いわゆるデジタルネイティブの世代です。

でも田舎では、スマホの中以外にITに触れる機会があまりありません。私は今でも田舎暮らしですが、たとえばチームラボの作品展に行こうと思っても気軽に行けないんですよね。遠いから。でも東京に住んでいるとパッと行けますよね。これってすごい利点だし、すごく羨ましいです(笑)

だから実感として、ITや社会の最先端に触れるという点では明らかに都会に分があります。

そんなの大人になってからいくらでも楽しめばいいじゃないかって? それを言うなら自然も同じだよ!

向いているジャンルを見極められるように色々触れさせてあげることは大事ですが、どちらかというと、体験させられる物事の幅が大きいのは都会の方です。子どもの可能性を確かめるために色々触れさせたいなら住むべきは都会の方です。

週末田舎暮らしを勧めてみる

仮に子どもが自然に興味を持ったとしましょう。

虫が好き、川が好き、山が好き、冒険が好き。それはそれで素晴らしいことです。熱中できる分野が見つかるのは親としても喜ばしいこと。いい大学に行くことだけが目標ではありませんからね。

でも私はイヤだ!
子供も夫も行きたがってるけど、私だけはどうしてもイヤだ!
私は自然になんか興味ない!
都会の方が絶対いい!

そんな奥様には、都会と田舎のいいとこどりの方法「週末田舎暮らし」はどうでしょうか。

これは二地域居住ともいわれるやり方で、完全に移住するのではなく、土日などの仕事がないときだけ田舎で過ごすというもの。週末だけの別荘を持つような感覚です。

別荘といっても何千万もする豪邸ではありません。家族が束の間だけ住めればいいので、ボロ家とか、安アパートの一室を借りるのでもいいんです。

農業をしたいなら、近くのおじいちゃんと仲良くなれば、口約束で畑を使わせてもらうこともできます(本当はちゃんと届出をしないといけませんが)。

週末にご主人だけ、なんなら子供も連れて行ってもらえれば、ご主人はやりたい田舎暮らしができるし、奥様はつかの間の自由が満喫できます。

検討してみる場合は、自宅から車でせいぜい2時間ぐらいの範囲で探しましょう。あまり遠いと移動が大変で長続きしません。

実際に週末田舎暮らしをやっている人のブログ

・南房総リパブリック

管理人は馬場未織さんという女性の方で、ご主人とお子さん二人の四人家族です。拠点は東京、週末は千葉、という暮らしを2007年に始めて10年以上ずっと続けています。夫婦ともに田舎暮らしに興味がある方ですが、やり方は参考になると思います。

「老後はゆったり田舎で暮らしたい」という夫に

定年退職を控えた人がよく言いますね。

子どもはもう手を離れた。お金もそこそもある。これまで忙しく働いてきたから、退職後は田舎でのんびりしてみたい。うん、気持ちはわかります。

しかし、老後のことを真面目に考えると、田舎は必ずしもオススメの選択肢ではありません。田舎はお年寄りには厳しいところです。

お年寄りに優しいのは間違いなく都会の方です。バリアフリーの精神が行き届き、自力で病院に通うことができ、体が動きにくくなっても楽しみには事欠きません。

対して、田舎はそもそも自力で生活できることが前提の社会です。バリアフリーの精神など皆無。古民家はその典型例で、高い段差、異様なほど急な階段、冬は冷たいすきま風、どこからともなく入り込むガ・カメムシ・ムカデ・小動物・・・。レトロな見た目に騙されてはいけません。快適さは現代建築のほうが圧倒的に上です。

年を取って車が運転できなくなると悲惨です。バスや電車がろくに走っていないので、買い物ひとつするにも、いちいち子供や隣人の車に乗せてもらわなければいけません。助け合いの精神などと言いますが、体が動かなくなると助けられっぱなしでふつうの人なら良心が痛むはず。

「息子や隣人に迷惑かけるぐらいなら、まだ体が動くうちに都会の施設に入所する」

こんな考えの人って、実は田舎にはけっこういます。田舎で長年過ごしてきて、自分も含めて親の介護で苦労している人を見ていると、自分の子供にはこんな思いをさせたくない、と思うものです。親心ですね。

たしかに子どもに迷惑をかけないことを考えると、都会の方が何かと安心なんですよね。福祉や医療は充実しているし、見守りサービスもあるし。

それでも行きたいというご主人には、以下の提案をオススメします。

おひとり様コースを勧めてみる

いわゆる「田舎に行きたいんなら一人でどうぞ」のパターンです。

自由に田舎を探してもらって、自由に物件を探してもらって、農業でもなんでも勝手にどうぞ。ただしお金は使いすぎないでね。

奥様にそう言われて一人で田舎暮らしをしている人、私の知り合いにいます。ちなみにその人、毎週末には奥様の待つ都会の家に帰っています。お互い好きな生活を満喫できているので、夫婦関係も良好のようです。

亭主元気で留守がいい、なんて言われますが、退職したら毎日顔を合わせることになります。退職してケンカが増えたなんて家庭もあるので、ご主人があまりいない方が案外うまくいくのかもしれませんね。

また医療の面でも安心です。都会に家があるので、体が弱ってきたらサッともとの家に帰れます。子どもに迷惑をかけることもありません。

それに奥様もたまに別荘気分で訪れるぐらいならいいんじゃないでしょうか。

まとめ

繰り返しになりますが、田舎移住に関して、どの世代にも共通して言えるのは、奥様が納得しない移住は幸せな結果にならない、ということです。

地方移住して幸せな生活を送れるかどうかは、奥様が納得するかどうかが大きなウェイトを占めています。ご主人には「私は田舎暮らしを希望していない」とはっきり伝えた上で、この記事で書いているような落としどころを探ってください。

「住んでみたら気持ちも変わるって」と言われるかもしれませんが、住んでもいない今の時点でイヤなのだとしたらまず田舎は合いません。

奥様が納得しないまま移住に踏み切った結果、やっぱり田舎の生活に耐えきれなくて離婚、となるケースがままあります。

そうならないためにも、話し合いの際には「夫婦で幸せになるために」という視点は忘れないようにしてください。

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