仕事や職場が合わないと思ったらすぐ会社やめろ、という意見をよく見かけるようになりました。
たしかに都会ならそれも通用するでしょう。本当に能力がある人なら、合わない環境に身をおいているのは損失です。能力を伸ばす環境に身を置くべきですし、役に立つ人材であればキャリアや学歴は問わないという会社は多いでしょう(特にベンチャー)。
しかし田舎で仕事をするつもりなら、こういう考えは相性が悪いです。
田舎では「すぐ仕事をやめる人=根性なし」
田舎の価値観ははっきりいって古臭いです。つらい環境で地道にがんばっていることが美徳とされ、要領よく稼いでいる人は何か怪しいことでもやっているかのように思われます。ラクして稼ぎたいなんて口に出そうものなら「あいつは仕事もしないで金ほしいなんていうとんでもない奴だ」と言われたりします。
論理的に考えると、合わない仕事を長くやるのは損です。自分だけではなく雇用する側も損です。自分が辞めることで、空いたポストにもっと適した人材が入ってくるかもしれません。その方が会社にとってはプラスです。
しかし田舎ではそうは考えません。三ヶ月で辞めたりするとほぼ間違いなく「あいつは辛抱が足りない」というウワサが出回ります。どれだけ能力があっても、三ヶ月で辞めたという事実だけを見て判断されます。すると、田舎では何をやるにも必要な「信頼」が下がります。その結果、協力してほしいときに周囲の協力が得られなくなるというわけです。
いくら夢に燃えていようと、一人でできることはたかがしれています。必ず周りの協力が必要になります。そんなときに協力してもらえないのは痛いですよね。
だからくれぐれも田舎で何かやろうとしている人は、いったん仕事に就いたら簡単にやめないでくださいね。
移住先の就職は最初が肝心
それだけに最初に就く仕事は重要! ここで外すと痛いです。しかし田舎になればなるほどネット上に出回る情報が少なくなり、会社の雰囲気を調べようにも調べられません。
事前に会社の雰囲気や仕事内容を知りたいのであれば、ド田舎なら実際に現地に行ってウワサを聞くしかありません。そのため、まずは同じ田舎でも地方都市への移住をオススメしています。地方都市であれば、そこそこ大きめの会社があります。大手求人サイトにも掲載されているため、内容が事前に把握しやすいのです。
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